浮屋根式タンクは、浮屋根が損傷・沈没することを防ぐために、消防法の改正とともに構造強化が進められています。当社は、浮屋根の構造評価と最適な改修方法を提案し、多数の浮屋根耐震補強工事を実施してまいりました。今後も定期的なメンテナンス工事及び強靭化対策に基づく浮屋根更新、補修工事を進めてまいります。
浮屋根式タンク耐震強化の必要性
2003年9月26日に発生した十勝沖地震において、浮屋根式屋外貯蔵タンクに火災が発生しました。その火災は、内容物のゆっくりとした揺れ(長周期地震動による液面の揺れ:スロッシング)によって浮屋根が損傷・沈没したことが原因と考えられています。
これらのトラブルをふまえ、消防法が改正され、浮屋根の耐震性を再評価し、浮力と強度を考慮した改修が求められています。
地震時のスロッシング