ごあいさつ

 石井鐵工所は、今から120年ほど前、西暦1900年に創業者である石井太吉が東京月島に鐵工所を創業し、ボイラーや貯槽などの製作を開始したことに始まります。

 その後、わが国産業の発展とともに、エネルギー資源や石油化学資源を安全に貯めるタンク・プラントメーカーとして、日本のみならず、世界でも確固たる地位を築いてまいりました。
 なかでも当社の主要製品であるタンクについては、わが国はもとより広く世界の市場で『タンクの石井』として、その製品の優秀性が高く評価されております。

 創業者石井太吉の時代からの社是である「技術報国」は、時代が変わっても引き継がれ、『技術をもって社会に貢献する』という私たちのDNAとなっております。

 現在、地球温暖化が大きな問題となる中、サステナブルな社会の実現のために、私たちはエネルギーインフラを提供する企業として、その役割を果たしてまいります。
 カーボンニュートラル社会への移行、GX(グリーントランスフォーメーション)に向けて、燃料アンモニア用低温タンクの提供、自然災害の多いわが国において津波や地震に耐えるレジリエントな設備の提供、そして老朽化の進むエネルギーインフラを安全に維持管理するメンテナンス・ソリューションの提供などを着実に推進し、これからも日本の産業を支えてまいります。

 今後も、技術を磨き、皆さまに新しい価値を提供しつづけられるよう邁進してまいります。

株式会社石井鐵工所 代表取締役社長 石井宏明